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天神様と梅の関係。菅原道真の飛梅伝説と梅ヶ枝餅の名前の由来

投稿日:2018年2月27日 更新日:

天神様 梅

こんにちは、ウメジローです!
今回は、天神さまと梅の関係についてご説明します。

全国の天神さまの神社では、梅の花が見頃です。
東京の湯島天神でも、梅まつりが開かれて、たくさんの人でにぎわっています。
湯島天神の梅まつりについてはこちら

ふんわりと甘い香りが境内をただよって、少し早い春のおとずれを感じます~♪

なぜ梅の木が天神さまにあるのか、由来となった伝説をご紹介します。

また、伝説から生まれた名物お菓子、梅ヶ枝餅もご紹介しますね。

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天神様と梅

菅原道真公が神さまとしてまつられている、天満宮や天神社に行くと、いたるところに梅の花を見つけることができます。

ご神紋(ごしんもん:家紋のような神社の紋章)の梅紋
梅の木
梅園
梅モチーフのお守り
お下がりの梅干し
塀の模様
建物の装飾
などなど。

天神さまは、梅尽くしです。

梅の木は、天神さまのご神木(ごしんぼく:神が宿るとされる神聖な木)です。

なぜなら、生前の菅原道真公は、梅の木が大好きだったから(・∀・)
とってもシンプルな理由です。

菅原道真の飛梅伝説

菅原道真と梅

道真公と梅の関係がわかる、いちばん古い資料は、道真公が5歳のときに詠んだとされる和歌です。5歳・・・!

梅の花 紅の色にも 似たるかな 阿呼がほほに つけたくぞある

【よみ】
うめのはな べにのいろにも にたるかな あこがほほに つけたくぞある

【意味】
梅の花の色は紅の色に似ている。阿呼(菅原道真の子どもの頃の名前)の頬にもつけてみたい。

他に、梅にまつわる漢詩も残っています。
11歳で詠んだとされています。11歳・・・!!

月夜見梅花
月輝如晴雪 梅花似照星
可憐金鏡転 庭上玉房馨

【よみ】
げつやにばいかをみる
げつようせいせつのごとく ばいかしょうせいににたり
あわれむべしきんきょうてんじて
ていじょうにぎょくぼうのかおれるを

【意味】
月夜に梅の花を見る
月の光は、雪に日があたったときのように明るい。
梅の花は、きらきら光る星みたいだ。
なんてすばらしいのだろう。
月が輝いて、庭で梅の花の香りがしているのは。

どちらも、ロマンチックな内容ですよね~

それも、男の子が作ったなんて…!
道真少年、おそるべし。

飛梅伝説(とびうめでんせつ)

時は流れ、大人になった道真公は、京都から九州の太宰府に、左遷させられてしまいます。
菅原道真公が神さまになった理由についてはこちら

京都を去るとき、自宅の梅の木に対して詠んだ和歌が、こちら↓

東風吹かば 匂ひおこせよ 梅の花 あるじなしとて 春な忘れそ

【よみ】
こちふかば においおこせよ うめのはな あるじなしとて はるはわすれそ

【意味】
春風が吹いたら、香しい花を咲かせておくれ、梅の花よ。
主人がいなくても、春を忘れてはいけないよ。

日本の誰もが、国語の授業で、1度はきいたことがあるのではないでしょうか?
とっても有名な、お別れの歌です。

この和歌には、道真公の梅への愛情と、別れの悲しみがこめられています。

さて、伝説はこれから。

ご主人さまと一緒にいたいと思った梅の木は、一晩で太宰府に飛んで行って、新しい地に根付いたのだとか!
瞬間移動ですね(・∀・)

この梅の木は飛梅とよばれ、この物語は飛梅伝説として、語り継がれるようになりました。

松も一緒に飛んだらしいんですけど、途中で力尽きて、別の場所に根付いちゃったんですって。
こちらは、飛松伝説といいます。

飛梅伝説と飛松伝説は、能の演目「老松」になっています。
梅と松はおめでたい木なので、お正月にふさわしい演目として好まれています。

太宰府の飛梅

飛梅は、今でも太宰府天満宮にあります。

本殿に向かって、右側にある梅が飛梅です。
樹齢は1000年を超えるのだとか!

飛梅

現在では、この飛梅を後世に残していくため、クローン技術をつかった苗木の研究もすすんでいます。

飛梅は、すばらしい枝ぶりの梅の木です!
太宰府に行ったときは、ぜひ見てください。

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梅ヶ枝餅の名前の由来

伝説つながりで、菅原道真公の伝説から生まれた名物お菓子もご紹介しておきます。

太宰府天満宮周辺で販売されている名物が、梅ヶ枝餅(うめがえもち)。

梅ヶ枝餅

中にあんこがたっぷりと入っていて、鯛焼きのような方法で焼いて作られる、焼餅です。
もちもちした食感で、すっごくおいしい!!

梅ヶ枝餅

太宰府に左遷させられた道真公の暮らしは、悲惨なものだったと伝えられています。

廃屋のような家に、食事もままならなかったのだとか。

その状態を見かねた、近くに住むおばあさんが、道真公にお餅をプレゼントし、そのお餅は道真公の好物になりました。

このお餅が、梅ヶ枝餅のはじまりとされています。

お餅が梅ヶ枝餅と呼ばれるようになったのは、2つの説があります。

  • 道真公の亡くなった後、おばあさんが餅に梅の枝を添えて、お墓にお供えしたから。
  • 道真公は軟禁状態だったので、梅の枝に餅をさして、部屋の格子から差し入れをしたから。

梅ヶ枝餅の名前には、悲しいエピソードがあったんですね(´・ω・`)
お餅を食べるときは、道真公に思いをはせて、味わって食べましょう。

全国に天神さまの神社はたくさんありますが、梅ヶ枝餅があるのは太宰府天満宮だけです。

東京なら、有楽町の東京交通会館に入っているアンテナショップ、「ザ・博多」で手に入ります。
デパートの物産展で販売されることもあります。

確実に食べたかったら、お取り寄せしちゃいましょ↓

天神さまと梅のまとめ

天神さまと梅の関係について、まとめます↓

  • 菅原道真公は梅が大好きだったから、梅はご神木になった
  • 飛梅伝説は、梅が太宰府に飛んで行ったというお話
  • 太宰府天満宮には、飛梅がある
  • 太宰府天満宮には、名物の梅ヶ枝餅がある

ご神木について書いていたのに、気づいたらお餅の紹介で締めてしまったΣ(・ω・ノ)ノ!

天満宮にお参りに行ったら、道真公の愛した梅について思い出してみてくださいね。

おわり。

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